ぴか★すき
次の日から、毎朝、大目くんからメールが届くようになった。
内容は、1行にも満たないもの。
【おはよう】とか【仕事行ってきます】とか。
それでも、朝、携帯が鳴るたび私の体はびくっと動く。
好きな人なんてつくらないって、決めたのに。
佐々木さんにあんな顔させないって、決めたのに。
——中2のあの日を思い出さないって、決めたのに。
それでも、私はそのメールを無視することができなかった。
学校で勉強している間でも、マンガのペン入れをしている間でも、いつも心の片隅にはメールのことがあって。
もう返事かえさないって決意しても、その決意は12時間後には破れてた。
——…そしてある日、気付いてしまった。