ぴか★すき
頭の中で光ったのは、私の気持ち。
はやく気付かなくちゃいけなかったのに、ずっとしまい続けていた、気持ち。
…なんでこんなにも私は変わるの?
大目くんのメールだけで、笑顔になって、沈んで、やる気が出る。
…なんで?
——急に頬に血が集まってきて、
心臓は部屋に響きそうな音をたてて脈うって、
私の頭の中は大目くんの笑顔でいっぱいになった。
…どうしよう。
私、マンガのヒロインと同じになっちゃった……。
相手を想って、一喜一憂する。
私、そのまんまじゃない。
つまり、私は、大目くんのこと…——
――…―
そしてその日から、私は大目くんのメールに返事をかえさないようになった。