ぴか★すき
………
…な、に言ってんの、私。
これって、もしかして…
俗にいう、「告白」っちゅーやつに
なっちゃうんじゃないっすか?
なんて、なぜか体育会系に判断した私は、
ことの重大さに気付き、ばっと顔をあげた。
「違う!違う違う違う!!」
「なにが?」
「だから、今の…」
「なにが?」って…。
…え?
「…今 私が言ったこと、大目くん、聞こえてた?」
すると大目くんは、一瞬目線を下げ、何かを考えるような顔をしてから口を開いた。
「…ううん。なんて言った?」
そうか…聞こえてなかったのか。
よかった…。
なぜかちくちくと痛む胸のあたりを無視しながら、必死に脳を働かせた。
——嘘をつけば、いいんだ。
そう思った。
なのに…
ちらっと盗み見た大目くんの顔は、悲しげで、真剣で。
思い出したくもないあの日のこと、
メールを返さなかった本当の理由を、
ちょっとなら話してもいいかなって、思ってしまった。
「あの…ね。
嘘に聞こえるかも、しれないけど……
聞いて…くれる…?」