ぴか★すき
「まあ、そいつ、タチ悪くて。
『マンガのことばらされたくなかったら俺と寝ろ』
とか…言い出し、て……
襲われそうになって……」
ついに、ここまで、来た。
この話をしなくちゃいけないんだ。
なのに…
話したくない、知られたくないと、
私の口が、体が、心が、拒む。
「ま、まあ、逃げたけど!」
——ごめんなさい、大目くん。
謝らなくちゃいけないのか、
てゆうかなんで私が大目くんにこの話をしているのかさえ、
微妙だけど。
私、嘘をつきました。
たぶん、嘘をついた理由は…
…「恋をしているから」、です。——