ぴか★すき
「襲われそうになったのが、学校の中で…。
で、ベタな感じで、その彼女に見られて」
…こうゆう感覚、「懐かしい」っていうのかな。
たぶん違うね。
だって思い出すだけでこんなにも孤独で…
泣きそうになる。
「そっからはもう…
いじめられ人生、てゆうか…。
こっちに引っ越してくるときは、もうあんな思いしたくなかったから…
友達ひとりもつくんなかった」
そこで私の走馬灯のような頭の中のスライドショーは、ぴたっと止まる。
ふーっと、ため息をつこうかと思った。
その時、私をじっと見つめる大目くんに気がついて、私は顔が赤くなるのを感じた。
そして思わず、あわててしまう。
だって、今のまま見つめられていたら、
私は何を言ってしまうかわからない。
「だ、だからね!?
あんなに、毎日メールしたり、
寝る前に『おやすみ』って言ってもらえたりしたら、
どうしたらいいかわかんなくて!
返事、できてなかっただけ!」
…半分、本当。
半分、嘘。
「…じゃあ、さ」