あの子と私
正美さん
ー翌朝
私はいつもより早く目が覚める。
昨日のあの出来事のせいで、余り眠れなかった。
少しだけボンヤリして、起き上がると顔を洗い、歯を磨く。
そして部屋に戻ると、以前ヨシに買って貰ったコンタクトを、机の引き出しから取り出し、目の中に入れる。
やっぱり、上手く入らない。
何度も何度も挑戦するけど、目を上手く開けられなくて、なかなか入らない。
15分くらい掛かってやっと右目にコンタクトが入る。
やっと入った……。
そう思い、左目にもコンタクトを入れようとした時、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
真雪ちゃん……?
「…はい」
「アリスちゃん、そろそろ行かない?」
やっぱり真雪ちゃんだ。
真雪だと確信すると、何故だか凄く不愉快になり、少し考えてから私は答える。
「…先に行ってて」
「何かあったの?入っていい?」
「ダメ!何も無いから先に行っててよ!!」
「ごめんね…。じゃあ、先に行くね」
「……」
ちょっと言い過ぎたかもしれない。
でも、まだ真雪ちゃんには見られたくないんだ。
みんなに可愛いとか綺麗とか言われて、制服も可愛く着こなしている真雪ちゃんには……。
私はいつもより早く目が覚める。
昨日のあの出来事のせいで、余り眠れなかった。
少しだけボンヤリして、起き上がると顔を洗い、歯を磨く。
そして部屋に戻ると、以前ヨシに買って貰ったコンタクトを、机の引き出しから取り出し、目の中に入れる。
やっぱり、上手く入らない。
何度も何度も挑戦するけど、目を上手く開けられなくて、なかなか入らない。
15分くらい掛かってやっと右目にコンタクトが入る。
やっと入った……。
そう思い、左目にもコンタクトを入れようとした時、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
真雪ちゃん……?
「…はい」
「アリスちゃん、そろそろ行かない?」
やっぱり真雪ちゃんだ。
真雪だと確信すると、何故だか凄く不愉快になり、少し考えてから私は答える。
「…先に行ってて」
「何かあったの?入っていい?」
「ダメ!何も無いから先に行っててよ!!」
「ごめんね…。じゃあ、先に行くね」
「……」
ちょっと言い過ぎたかもしれない。
でも、まだ真雪ちゃんには見られたくないんだ。
みんなに可愛いとか綺麗とか言われて、制服も可愛く着こなしている真雪ちゃんには……。