あの子と私
そして、もう一枚手に取ろうとした時、ゆっこは私の手を掴んでジッと見た。
『これ以上はダメ』
ゆっこの目がそう言ってる。
「何かいまいちだねー」
「うん…」
「あっちの店に行ってみよーよ」
「うん」
私とゆっこは何も無かったかの様に店を出る。
「もう少しゆっくり歩いて」
ゆっこの言葉のまま、歩くペースを落とした。
「もう大丈夫ね。それよりアリス、初めてじゃないでしょ?」
「え?」
「初めてでも初めてじゃなくても、いいんだけどさ」
ゆっこはそう言って笑い、デパートの外に出ると二人で正美を待つ。
そして少しすると正美がやって来て、私に言った。
「いいのあったか?」
「はい」
「ありがとうございます」
正美とゆっこは私の言葉に優しい顔で頷き、ゆっこが言った。
「ねぇ、これからどうする?久し振りだし遊びたいんだけど」
「じゃあ、行くか!」
私も行っていいの?
黙ったまま、二人の後を着いて行こうとすると、正美が険しい顔をして言う。
「…アリスは帰りな」
『これ以上はダメ』
ゆっこの目がそう言ってる。
「何かいまいちだねー」
「うん…」
「あっちの店に行ってみよーよ」
「うん」
私とゆっこは何も無かったかの様に店を出る。
「もう少しゆっくり歩いて」
ゆっこの言葉のまま、歩くペースを落とした。
「もう大丈夫ね。それよりアリス、初めてじゃないでしょ?」
「え?」
「初めてでも初めてじゃなくても、いいんだけどさ」
ゆっこはそう言って笑い、デパートの外に出ると二人で正美を待つ。
そして少しすると正美がやって来て、私に言った。
「いいのあったか?」
「はい」
「ありがとうございます」
正美とゆっこは私の言葉に優しい顔で頷き、ゆっこが言った。
「ねぇ、これからどうする?久し振りだし遊びたいんだけど」
「じゃあ、行くか!」
私も行っていいの?
黙ったまま、二人の後を着いて行こうとすると、正美が険しい顔をして言う。
「…アリスは帰りな」