あの子と私
「え?」
「卵焼き」
「あ、うん……」
何となく、真雪の口から母親やヨシの名前を聞きたくない。
ヨシが真雪ちゃんの事、まだ好きなのを知ってて、ヨシの話をしてるの?
お母さんの事だって本当は真雪ちゃんが何か言ったんじゃないの?
楽しそうに話す真雪に不快感を感じながら、学校に着くと、ヨシとトモはもう来ていて、私は机に荷物を置くと真雪をチラリと見て、急いでヨシの所に行く。
「おはよう、ヨシ。今日は早いね。…ヨシ?」
ヨシは真雪の方を悲しそうな顔で見ていて、私は又不安になった。
「ヨシ…?」
ヨシを見て、又視線を真雪の方に向ける。
……?
トモと真雪ちゃんが並んでる…?
楽しそうに笑っている真雪と、頷いてるトモを見ていると、ヨシが小さな声で言った。
「アリスも聞いたよね?あの二人…付き合い始めたって」
……?
そんなの一言も聞いてない。
だって朝も何も言ってなかった。
「聞いてないよ。いつから…?」
「昨日の夜トモから電話があってさ、『付き合うようになったから』って言われたよ」
ヨシはそう言って落胆する。
どういう事?
「卵焼き」
「あ、うん……」
何となく、真雪の口から母親やヨシの名前を聞きたくない。
ヨシが真雪ちゃんの事、まだ好きなのを知ってて、ヨシの話をしてるの?
お母さんの事だって本当は真雪ちゃんが何か言ったんじゃないの?
楽しそうに話す真雪に不快感を感じながら、学校に着くと、ヨシとトモはもう来ていて、私は机に荷物を置くと真雪をチラリと見て、急いでヨシの所に行く。
「おはよう、ヨシ。今日は早いね。…ヨシ?」
ヨシは真雪の方を悲しそうな顔で見ていて、私は又不安になった。
「ヨシ…?」
ヨシを見て、又視線を真雪の方に向ける。
……?
トモと真雪ちゃんが並んでる…?
楽しそうに笑っている真雪と、頷いてるトモを見ていると、ヨシが小さな声で言った。
「アリスも聞いたよね?あの二人…付き合い始めたって」
……?
そんなの一言も聞いてない。
だって朝も何も言ってなかった。
「聞いてないよ。いつから…?」
「昨日の夜トモから電話があってさ、『付き合うようになったから』って言われたよ」
ヨシはそう言って落胆する。
どういう事?