あの子と私
ヨシと私の視線はトモに向き、トモは私に言う様に言った。
「好きかは分かんねぇけど、気になる奴はいる」
一瞬静かになり、ヨシは驚いた顔をすると、笑顔になりトモに聞く。
「マジ?誰が気になるの?俺、聞いてないんだけど」
「言ってねぇもん」
「えー、教えてよ」
「やだよ。まだよく分かんねぇし、それに好きって気持ちは、好きな女にだけ言えばいいんだよ。お前にたいに、あちこちで公言するもんじゃねぇの」
「何だよ。上手くいったら教えてよ?」
「あぁ、上手くいったらな」
トモの気になる人って誰なんだろう?
でも年上の奇麗なお姉さんが好きそうだよね。
トモもヨシも……。
少し胸がズキンとして、視線を落とすとヨシが聞いた。
「アリスは?」
「え」
私……?
「好きな男いないの?」
好きな男?
好きになるとドキドキしたり、悲しかったりするんだよね?
だったら私……
好きなのかもしれない。
ヨシのことが
でもそんな事言えない。
顔が熱くなる。
「い、いないよ。勉強が大変だから」
「マジでいないの?」
「好きかは分かんねぇけど、気になる奴はいる」
一瞬静かになり、ヨシは驚いた顔をすると、笑顔になりトモに聞く。
「マジ?誰が気になるの?俺、聞いてないんだけど」
「言ってねぇもん」
「えー、教えてよ」
「やだよ。まだよく分かんねぇし、それに好きって気持ちは、好きな女にだけ言えばいいんだよ。お前にたいに、あちこちで公言するもんじゃねぇの」
「何だよ。上手くいったら教えてよ?」
「あぁ、上手くいったらな」
トモの気になる人って誰なんだろう?
でも年上の奇麗なお姉さんが好きそうだよね。
トモもヨシも……。
少し胸がズキンとして、視線を落とすとヨシが聞いた。
「アリスは?」
「え」
私……?
「好きな男いないの?」
好きな男?
好きになるとドキドキしたり、悲しかったりするんだよね?
だったら私……
好きなのかもしれない。
ヨシのことが
でもそんな事言えない。
顔が熱くなる。
「い、いないよ。勉強が大変だから」
「マジでいないの?」