【番外編】もしも願いが叶うなら… ー星空の下、キミとの約束。
当たり前だけど、残酷な現実に戻された気分になってしまった私。
不思議と抱いていた安心感もすっかり萎んでしまって、私は肩を落とす。
「…だけど。
君が安心していられるのなら、それは嬉しいけどね」
顔を上げた私は、目の前の映像に目を丸くした。
その消えてしまいそうな、美しい微笑みは、驚くほど、お兄ちゃんそのものだった。
初対面だし、普段の私なんて知らないはず。
なのにどうして…。
「なんか、そんな顔してたから。
その、お兄ちゃんのこと、大好きだったんだね」
「……うん」
私は驚きながらも頷いた。
全てお見通しなんだ。
そんなところも、お兄ちゃんの包容力と重ねてしまい、私は首を振る。
「お兄ちゃんにはなれないけど。俺と、友達になろうか。」
「うん、なろう?」
そんな不思議な空気感で、私と奏は友達になった。
不思議と抱いていた安心感もすっかり萎んでしまって、私は肩を落とす。
「…だけど。
君が安心していられるのなら、それは嬉しいけどね」
顔を上げた私は、目の前の映像に目を丸くした。
その消えてしまいそうな、美しい微笑みは、驚くほど、お兄ちゃんそのものだった。
初対面だし、普段の私なんて知らないはず。
なのにどうして…。
「なんか、そんな顔してたから。
その、お兄ちゃんのこと、大好きだったんだね」
「……うん」
私は驚きながらも頷いた。
全てお見通しなんだ。
そんなところも、お兄ちゃんの包容力と重ねてしまい、私は首を振る。
「お兄ちゃんにはなれないけど。俺と、友達になろうか。」
「うん、なろう?」
そんな不思議な空気感で、私と奏は友達になった。