【番外編】もしも願いが叶うなら… ー星空の下、キミとの約束。
ふわっと両手で優しく輪郭を包み込まれ、視界に、真剣な奏の顔と綺麗な青空が見えた。
「鈴、聞いて。俺は、遠くには行くけど、また必ず会える。」
心の奥まで響いた真っ直ぐな言葉に、私は上を向いたまま、零れ落ちそうになる涙をこらえる。
「俺は…。俺はね、鈴。お兄ちゃんとは違うよ。」
今までは否定的だった言葉が、凄く温かく心に響いた。
奏まで、いなくなってしまう。
お兄ちゃんとお姉ちゃんのように、もう二度と会えなくなってしまう。
そんな絶望に苛まれていた私の心に一筋の光が差し込んだ瞬間だった。
「…本当に、また会える?」
「うん。約束する。大学はこっちの大学を受験するつもりなんだ。」
ふわっと微笑んだ奏はとても綺麗で、私の目からは堪えていた涙が零れ落ちた。
「あーあ、鈴。そんなポロポロ泣いて…。全然、大人じゃないじゃん。」
意地悪な言葉とは裏腹に、涙を拭ってくれる指先は優しい。
「奏だからだもん。こんな風になんないもん…っ」
子供みたいに、大粒の涙をこぼしながら感情を垂れ流すと、奏は可笑しそうに笑う。
「そのままでいいんだよ。
鈴が少し勇気を出して心を開いたら、きっとみんな受け入れてくれるから。
俺だけじゃないし、俺もいなくならない。鈴最強じゃん」
ポンと頭に触れられた。
私は、涙でびしょ濡れの顔のまま、へへと笑って見せた。
奏は、そんな私を安心させるようにまた優しく笑った。
「鈴、聞いて。俺は、遠くには行くけど、また必ず会える。」
心の奥まで響いた真っ直ぐな言葉に、私は上を向いたまま、零れ落ちそうになる涙をこらえる。
「俺は…。俺はね、鈴。お兄ちゃんとは違うよ。」
今までは否定的だった言葉が、凄く温かく心に響いた。
奏まで、いなくなってしまう。
お兄ちゃんとお姉ちゃんのように、もう二度と会えなくなってしまう。
そんな絶望に苛まれていた私の心に一筋の光が差し込んだ瞬間だった。
「…本当に、また会える?」
「うん。約束する。大学はこっちの大学を受験するつもりなんだ。」
ふわっと微笑んだ奏はとても綺麗で、私の目からは堪えていた涙が零れ落ちた。
「あーあ、鈴。そんなポロポロ泣いて…。全然、大人じゃないじゃん。」
意地悪な言葉とは裏腹に、涙を拭ってくれる指先は優しい。
「奏だからだもん。こんな風になんないもん…っ」
子供みたいに、大粒の涙をこぼしながら感情を垂れ流すと、奏は可笑しそうに笑う。
「そのままでいいんだよ。
鈴が少し勇気を出して心を開いたら、きっとみんな受け入れてくれるから。
俺だけじゃないし、俺もいなくならない。鈴最強じゃん」
ポンと頭に触れられた。
私は、涙でびしょ濡れの顔のまま、へへと笑って見せた。
奏は、そんな私を安心させるようにまた優しく笑った。