【番外編】もしも願いが叶うなら… ー星空の下、キミとの約束。
#8
グラウンドに戻ると、大会はかなり終盤だった。
「鈴ー!?遅かったじゃん大丈夫だった!?」
席に戻ると、勢いよく声を掛けてくれる亜由に、私は微笑む。
「大丈夫。ごめんねお水遅くなって。どう?先輩勝ってる?」
「ずーっと同点!惜しい瞬間何回もあってね!」
お水をぐいぐいと飲んで、熱く語る彼女に大会の状況を教えてもらう。
メイク直しをしたものの、泣いた後の目がバレないか心配していたけれど、全く気付かない様子で楽しそうにグラウンドを見つめる亜由に安心して、私も大会へと目を向けた。
グラウンドでは、丁度、チームで円陣を組みなおしたところだった。
「頑張れー!!」
「あとちょっとだ―!」
沢山の応援の声に紛れて、私と亜由もせーので声を出す。
「頑張って下さーい!!」
全力で叫ぶと、心がスカッとして、とても気持ち良い。
その声が届いたかのように、先輩がこちらを見上げ、小さく笑った。
「えっ、え!?聞こえたのかな!?」
「かも、すごいね!」
楽しそうな亜由と笑い合って、応援を続けた。
ずーっと同点だった大会は、最後の最後に先輩がシュートを決めて、勝利で終わった。
「鈴ー!?遅かったじゃん大丈夫だった!?」
席に戻ると、勢いよく声を掛けてくれる亜由に、私は微笑む。
「大丈夫。ごめんねお水遅くなって。どう?先輩勝ってる?」
「ずーっと同点!惜しい瞬間何回もあってね!」
お水をぐいぐいと飲んで、熱く語る彼女に大会の状況を教えてもらう。
メイク直しをしたものの、泣いた後の目がバレないか心配していたけれど、全く気付かない様子で楽しそうにグラウンドを見つめる亜由に安心して、私も大会へと目を向けた。
グラウンドでは、丁度、チームで円陣を組みなおしたところだった。
「頑張れー!!」
「あとちょっとだ―!」
沢山の応援の声に紛れて、私と亜由もせーので声を出す。
「頑張って下さーい!!」
全力で叫ぶと、心がスカッとして、とても気持ち良い。
その声が届いたかのように、先輩がこちらを見上げ、小さく笑った。
「えっ、え!?聞こえたのかな!?」
「かも、すごいね!」
楽しそうな亜由と笑い合って、応援を続けた。
ずーっと同点だった大会は、最後の最後に先輩がシュートを決めて、勝利で終わった。