自由よ…君が眩しい
思わぬ歴史小説の中に巡り合った1行が
「うん・・これだ。この言葉だ」
そう思った瞬間・・良いと賢さは深みも厚みも全然違う。
良いと言うイメージの価値を問えば・・
純真さと誠意と真を感ずるが・・
賢さの冴えた機転とひらめきと重みは実感しない。
大きな失敗に絶対必要なのは掛け替えのないプラスの
愛と労わりと励ましだと思う。
その機転が効く・・・場に合った動きと自由が・・
愛と絆に変り信頼と繋がりが幸せに発展する。
悪知恵を善に使えて嘘を善と愛に変貌する・・
ひらめきがある自由が愛の天使となるだろう。
悪を善にも使える。気配りの冴えた自由の天使でないか。
嘘を真実に代えられる機転こそ魔術だと思う。
言葉は話す道具で終わるだけではない。
伝えるだけの道具ではない。
言葉を資源や薬にも使う。
自由の心棒と軸足が苦しさも涙の世界を駆け巡り・・
薬効を増殖すれば心の心棒を自由が運転出来る。
直感的に命のエキスを飲んだような気さえする。
この言葉が脳裏に刻まれ一生を支配したと言う・・
こんな語句を残せたら・・
些細な悩みに躓いた時・・
右か左か迷った時・・
大きくため息を着いた時・・
一言が脳裏を過る。
そんな言葉を残してみたい。
それは司馬遼太郎作
歴史作家「峠」と言う有名な本だ。
どんなに迷っても・・どんなに好きな酒を飲んでも・
どんなに酔いどれになっても・・・
「魂までは潰れない。」と言った。・
武士の強い野望に触れ硬い意思に触れた時・・
これだ。この言葉だ。
私の一生はこの言葉に支えられて・・
すべてを乗り越えて来た。
本を読んだと言う快感と実感を感じ・・
読む価値はここにあると思った。
生涯を支える・・苦労を乗り越える言葉が・・
受け身の読みではなく・・読んだら…発信するのだ・
私の意思の基盤を造った一行である。