自由よ…君が眩しい
燃える一筋の夢が黒い瞳の奥に走った・・
これだ! 真実とは・・・
自然に埋もれて居る無限の宝を・・・
営みの息吹が動いた・・光った。
確信を掴んだ瞬間に・・自立の眼差しが体中を走った・・。
お金もない・・物もない・・
あるものは自然豊かな小さな畑の胡瓜畑・・
艶々した胡瓜を頬張る青年の笑みを観た・・
パリパリ噛む胡瓜の音に頬が波打った・・・
何時かは大きな農園を持つと・
限られた自由を活かせるのは自分しか居ない。
真実の魂を自由に使えるのは「自我」と言う自分なのだ。
君・・君は自立した青年だよ・・そう言い切れるよ・・
黒土が微笑んだ。