リスタート〜自分を信じて〜
大学生
高校を卒業して、近所の大学の教育学部に入学したのももう2年前の話。大学3年生になった私は、授業、バイト、サークルと忙しい日々を過ごしていた。
「陽向先輩って彼氏いるんですか〜?」
サークルが終わり更衣室で着替えている時、入学して2ヶ月も経たない1年生の後輩にそう聞かれた。突然の事で驚いたが、大学生は恋愛の話が大好物なので少しだけ慣れてしまった。
「ううん、いないよ」
怪しまれないようサラッと返した。幼なじみの瞬への想いを吹っ切ってから一度も恋をしていない。
「えー、可愛いのに」
後輩のお世辞を聞き流しながら帰り支度を進めた。高校時代長かった髪は今は顎下2センチほどしかないが、大学生ぽく茶色に染めてみた。
「陽向先輩って彼氏いるんですか〜?」
サークルが終わり更衣室で着替えている時、入学して2ヶ月も経たない1年生の後輩にそう聞かれた。突然の事で驚いたが、大学生は恋愛の話が大好物なので少しだけ慣れてしまった。
「ううん、いないよ」
怪しまれないようサラッと返した。幼なじみの瞬への想いを吹っ切ってから一度も恋をしていない。
「えー、可愛いのに」
後輩のお世辞を聞き流しながら帰り支度を進めた。高校時代長かった髪は今は顎下2センチほどしかないが、大学生ぽく茶色に染めてみた。