新 撰 組 終 末 記




総司「違いますよ、新八さん。彼女は友です。」



 いつの間にか、友達になっていたらしい。



 新八、と呼ばれた男の人は ガハハッと豪快に笑った。



新八「いつの間にっ…そーじに友がっ…!しかも女子(おなご)って、…すっげーね。君、何者??」



総司「平助さんとか、山南さんと同じ 北辰一刀流の使い手なんですって」



 あっ、山南さんって…山南 敬助だよね。



 あの人と同じ流派だったんだ…。



新八「えっ、この可愛くてか弱そうな女の子がっ?!」



 上から下まで、全身見られる。



新八「…すっごい大胆な格好の娘だってことは分かったわ」



『…はい?』



 下を向いて、自分を見てみる。



 ……あ、そういうことか。



 今、セーラー服だから、この時代の人は見たこと無い珍しいモノなんだろう。



新八「足、丸出しじゃん!涼しそうではあるけど」



『ま、まあ…』



 新八さんは、とにかく軽そうな人だということは分かった。



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