【完結】大人女子✕年下男子!あなたがだいすきです!可愛い年下わんこ君との恋人7日間契約
「ご、ごめんなさい…」
「いいよ、そういう利佳子がずっと好きだったんだもん」
また可愛い笑顔。
女の子でも、こんな可愛い笑顔をする子はそういないんじゃないかと利佳子はキュンとしてしまう。
弟の友達で未来ある若者。
彼の未来のために、私は彼に振られなければ……! と深呼吸して利佳子ブレインに再度登録する。
「デザートだすね」
「は、はい!」
「今日は、さっぱりレモンタルトにしたよ」
大きな皿に、ホールのレモンタルト。
ツンツンした真っ白なメレンゲに少し焦げ目がついて、レモンスライスとミントの葉が乗って見た目も可愛らしい。
「わぁ! 隆太朗君すごいわ!! さすがね!!」
「ねぇ……利佳子。 俺も……くん、いらない」
「え? あ……そう? ……隆太朗……」
「うん! 長いから、りゅうでもいいし……えへへ」
「じゃあ、りゅう……って呼ぶね」
「わがまま聞いてくれて、ありがとう。へへ嬉しいな」
嬉しそうに笑う隆太朗に、利佳子も微笑む。
急激に縮まる距離感。
でもこれは七日間契約でのスピードだから、だ。と利佳子は思う。
キレイにレモンタルトをカットしていく隆太朗。
カットする時の姿勢も、とても良く職人技だと感心してしまう。
「りゅうのケーキはいつも美味しくて、とっても幸せな気持ちにさせてくれる。きっとこのケーキもそうなのね」
しみじみと利佳子が言う。
まるで詩を読むように優しい口調。
隆太朗は、ホワッとした顔をする。
「いいよ、そういう利佳子がずっと好きだったんだもん」
また可愛い笑顔。
女の子でも、こんな可愛い笑顔をする子はそういないんじゃないかと利佳子はキュンとしてしまう。
弟の友達で未来ある若者。
彼の未来のために、私は彼に振られなければ……! と深呼吸して利佳子ブレインに再度登録する。
「デザートだすね」
「は、はい!」
「今日は、さっぱりレモンタルトにしたよ」
大きな皿に、ホールのレモンタルト。
ツンツンした真っ白なメレンゲに少し焦げ目がついて、レモンスライスとミントの葉が乗って見た目も可愛らしい。
「わぁ! 隆太朗君すごいわ!! さすがね!!」
「ねぇ……利佳子。 俺も……くん、いらない」
「え? あ……そう? ……隆太朗……」
「うん! 長いから、りゅうでもいいし……えへへ」
「じゃあ、りゅう……って呼ぶね」
「わがまま聞いてくれて、ありがとう。へへ嬉しいな」
嬉しそうに笑う隆太朗に、利佳子も微笑む。
急激に縮まる距離感。
でもこれは七日間契約でのスピードだから、だ。と利佳子は思う。
キレイにレモンタルトをカットしていく隆太朗。
カットする時の姿勢も、とても良く職人技だと感心してしまう。
「りゅうのケーキはいつも美味しくて、とっても幸せな気持ちにさせてくれる。きっとこのケーキもそうなのね」
しみじみと利佳子が言う。
まるで詩を読むように優しい口調。
隆太朗は、ホワッとした顔をする。