❤️俺にお前の心をくれ~若頭はこの純愛を諦められない
(疲れた、やべえ)

健吾は裕也の車でマンションに向かっていた。

一週間ぶりのマンション。

健吾の脳裏に由梨の顔が浮かんだ。

「おい、由梨は誰が見てくれていたんだ」

「渡辺の兄貴じゃないですか」

「渡辺はさっきまでずっと一緒だったろう」

「そうすっね、一真の兄貴は……」

「バカ、俺にピッタリとくっついてたろう」

「それより、組長が誰に姐さんを頼んだんですか」
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