❤️俺にお前の心をくれ~若頭はこの純愛を諦められない
「はい」

由梨は満面の笑みを見せた。

部屋に入ると、健吾は由梨を抱きしめた。

「由梨、キスしたい」

その時、由梨から健吾の唇にキスをした。

そして、一晩中愛を確かめ合った。

白々と夜が明けた。

すやすやと眠っている由梨の頬を撫でた。

(お前は昨夜の抱擁を覚えているのだろうか)

その時、由梨が目を覚ました。

「由梨、おはよう」

「おはようございます、健吾さん」

「由梨、俺のこと覚えているのか」

由梨はキョトンとした表情を見せた。

「昨夜のことは覚えているか」

「はい、健吾さんはいっぱい私を愛してくれました」

そう言ってまっかに頬を染めた。

健吾の頬を涙が伝わった。
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