監獄学園にやってきたクズな大罪人は、男ぎらいな次席看守さまを落としたい。
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「景依ちゃん?看守の日なのに、先に帰ってるなんて…どうしたのっ?」
夜になって、寮に帰ってきた兎杏の声を聞いて、私は助けを求めた。
「兎杏…私、もう、どうしたらいいか…っ!」
「景依ちゃん…!」
仮病を使って看守業務を…学校を休んだのなんて初めて。
テーブルに顔を伏せていた私は、そばに駆け寄ってきた兎杏に、黙秘し続けてきたすべてのことを打ち明けた。
財前先輩にプロポーズされたことも、雷牙に迫られてたことも、キスされたことも。
「会長とのうわさは聞いてたけど…108番ともそんな関係に…」
「いままで、だまっててごめんね…」
「ううん。まじめな景依ちゃんだもん。言えないのわかるよ…」
「景依ちゃん?看守の日なのに、先に帰ってるなんて…どうしたのっ?」
夜になって、寮に帰ってきた兎杏の声を聞いて、私は助けを求めた。
「兎杏…私、もう、どうしたらいいか…っ!」
「景依ちゃん…!」
仮病を使って看守業務を…学校を休んだのなんて初めて。
テーブルに顔を伏せていた私は、そばに駆け寄ってきた兎杏に、黙秘し続けてきたすべてのことを打ち明けた。
財前先輩にプロポーズされたことも、雷牙に迫られてたことも、キスされたことも。
「会長とのうわさは聞いてたけど…108番ともそんな関係に…」
「いままで、だまっててごめんね…」
「ううん。まじめな景依ちゃんだもん。言えないのわかるよ…」