監獄学園にやってきたクズな大罪人は、男ぎらいな次席看守さまを落としたい。
…男だから尊敬はしないけど。
「秩序、か」
「林郷先輩も先ほどの授業時間に、108番を近くで見たのでは?かんたんに御せる人間じゃないのは見てわかるかと思いますが」
「副会長ともあろうひとが、手綱を取る自信がないの?」
「そんなことは一言も言っていません」
ぷいっと顔をそむける。
開いてるか閉じてるかもわからないその糸目じゃ、ちゃんと見えないんじゃないの?って嫌味を言いたくなる…。
財前先輩は「ふぅ」とため息をついた。
「1人の受刑者に力を持たせすぎるのは得策じゃない。108番がVerbrechenを掌握しないように、注意して見ておくこと」
「はい!」
「承知しました、会長殿」
「秩序、か」
「林郷先輩も先ほどの授業時間に、108番を近くで見たのでは?かんたんに御せる人間じゃないのは見てわかるかと思いますが」
「副会長ともあろうひとが、手綱を取る自信がないの?」
「そんなことは一言も言っていません」
ぷいっと顔をそむける。
開いてるか閉じてるかもわからないその糸目じゃ、ちゃんと見えないんじゃないの?って嫌味を言いたくなる…。
財前先輩は「ふぅ」とため息をついた。
「1人の受刑者に力を持たせすぎるのは得策じゃない。108番がVerbrechenを掌握しないように、注意して見ておくこと」
「はい!」
「承知しました、会長殿」