素直になるまで

デート

教室から出ようとしたら結衣が話しかけてきた。


「夏希～一緒に帰ろ～」

「ごめん！帰り、隼人とデートするんだ」

「そっか。楽しんできてね。」

「うん。ごめんね。
明日は一緒に帰ろうね。」

「うん。じゃーね。」

「ばいば～い」


結衣と別れてから、電車に乗ってあの駅まで行った。



駅に着いて電車から降りて外に出たら、もう隼人が来ていた。

「ごめん、待った？」

「ううん。俺も今来たところだよ。」

「そっか。良かった。
それよりどこ行く？」

「ねぇ、どっか行くの止めて、俺んちでまったりじゃ駄目？」

「いいよ～隼人んち落ち着くし。」

「そうと決まったら行きましょう～。」

「うん！」

隼人が手を出してきたから繋いで隼人の家へ行った。