素直になるまで


結衣からメールの返事が来ることはなかった。


次の日は学校に行った。


もう、結衣が来ていた。

あたしに気が付いたのか結衣があたしの方へ歩いて来て、こう言った。

「夏希……

やっぱり夏希に誤解されたままは嫌なの。

だから、どうしても話し聞いて欲しいんだ。
だめかなぁ…」

結衣は目に涙を溜めてあたしにそう言った。

「わかった。」

なぜか承諾してしまったあたし………


はぁ………





< 27 / 39 >

この作品をシェア

pagetop