素直になるまで


部屋に付き、沈黙…

隼人も喋ろうとしない。

どうしよ....

「座れよ…」

なんか、言い方キツいな…

あたしは頷くしかなかった。

「なぁ、さっきも言ったけど、オレのことそんなに嫌い?

別れたいぐらい嫌いなら、もっと早く言えばいいだろ!?」

やばい...
泣きそうになってきた…


なんでそんな言い方するんだろ…



もう、別れるんだし言いたいこと言ってさっさと帰ろ…。

「別れたいぐらい嫌いなのは…間違ってる。


隼人のこと大好きだけど、一緒にいてもゲームとかばっかだし…
素っ気ないし…


キツい言い方ばかりするし、隼人こそあたしのこと嫌いなんじゃないの?」

言いたいこと言ったら頬に涙が落ちた。

それからしばらく沈黙が続き、あたしは「もう、終わりにしよ…」とだけ言って隼人の家を出た。



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