素直になるまで
本当は…
次の日、思った通りやっぱり目が赤くなって腫れてた。
あー…学校行きたくないな
唯一の救いは隼人が違う学校だってゆうこと。
行くしかないか…
あたしは家を出るギリギリまで目を冷やした。
時間だ…
はあ~
教室に着いたら結衣が驚いた顔をしてあたしの方に寄ってきた。
「その目、どうしたの!?」
「隼人と別れた。
いっぱい泣いたら腫れちゃった…」
「そう…
別れちゃったんだ…」
「あっ…
でも、結衣のことは関係ないから気にしないでね?」
「わかった。でも、夏希はそれでいいの?」
「仕方ないよ…
だって、終わりにしよって言ったとき隼人、何も言ってこなかったし…あたしが一方的に好きなだけだったんだよ…」
「夏希がそう思うなら仕方ないね…
ぢゃ、新しい恋探そっか!」
「うん!」
あたしってこんなに立ち直り早かったっけ…
そんなことを考えてたら授業が終わって、みんな帰って行った。
そんなあたしを思ってか、結衣が一緒に居てくれた。
何も言わずに…
ただ、ずっと側にいてくれた。
いつも結衣はあたしのこと全部分かってくれてるんだ。