溺愛体質な王子2人が甘すぎます
家に着いて私が家に入るのを、3人は見ていた。

「も、もういいよ……?」

「いいや!美優が無事に入れるかを見守るんだから!」

「和歌と同じ意見。美優がもしそこでコケたらダメでしょう?」

「俺も見とく」

「……」

2人はともかく、なんで高崎四季まで見てるの?

そんなに心配しなくても大丈夫だし。

って……

「ひゃあっ!?」

家の階段をゆっくり上がっていたら転けかけてしまった。

や、やばい。

転けちゃうっ……!

ドサッ……。

「はぁ、だから言ったじゃん、美優ちゃん」

痛みはやってこなかった。

でもその代わり、誰かに抱きとめられた。

というか今高崎四季の声がした。

「って……高崎くん!?」

「ほんと危ない子だね」

「うぅ……」

< 111 / 289 >

この作品をシェア

pagetop