溺愛体質な王子2人が甘すぎます

初恋side椿

屋上で寝ようかと考えて、休み時間に屋上へ向かった。

ドアを開けると女3人が喋りながらご飯を食べている。

そこで俺は気づいた。

初恋のあの子がいることに。



中等部1年の時、俺と四季は中3の先輩3人に詰め寄られていた。

その理由は好きな女が四季と俺の事を好きになったからだと。

馬鹿らしい理由だと心底思った。

別にそう言われても女には興味が無いから、ただ話を聞いている。

「てめーらが色目使って落としたんだろ!!早く口割れや!」

リーダー格の男がそんな事を言っているけど、どうでもよかった。

ただこのめんどくさい状況を早く変えたい。
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