溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「早くしないと休み時間が終わってしまいますよ?」

「あ、うん!ありがとう」

四季はさっきまで不機嫌だったのに、いつの間にか明るい表情に戻っている。

「ん」

「じゃあ行きましょ!」

さっきもそうだったけど、この女……男が苦手なのか?

ずっと手足が少し震えてるし。

もしそうならよく男を助けようと思ったな。

「……」

職員室に向かう時、色んな人に見られていたけどどうでもいい。

俺たちはいいけど、この女はずっとキョドっている。

さっきまでは笑顔だったのにもう表情が強ばってる。

なんか……表情が豊かで見てて飽きない。
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