溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「ごめんね美優……。じゃあ純行こっか」

「うん。笹凪さん、ありがとう」

「え、あ……な、なんで私の名前を?」

「よく和歌から聞いてたんだよ。超〜可愛い大親友が居るんだって……」

「純〜!それは言わない約束じゃん!!」

ポカポカと純くんの頭を叩く和歌ちゃんに、少しだけ頬が熱くなった。

私のことそうやって褒めてくれてたなんて知らなかった。

やっぱり良い親友を持ったんだなぁ……私。

「余計なこと言わないでよ!!」

「はいはい。じゃあね、笹凪さん」

「うぅ〜……またね美優っ!」

「う、うん!2人ともば、ばいばい……!」

手を振って2人の背中が見えなくなるまで、2人を見つめていた。
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