溺愛体質な王子2人が甘すぎます
そんな時、ふと思った。

私なんで純くんって名前で呼べて、普通に喋れたんだろう?

と言っても純くんの苗字知らないから、そう呼ぶしかないんだけど……。

きっと普通に喋れたのは和歌ちゃんの、彼氏?さんだから。

そうじゃなかったら、絶対に話せてなかった。

「……ショッピングモールでも行ってお買い物しよう」

独り言を呟いて、私はショッピングモールへと足を運んだ。

せっかく和歌ちゃんがお洒落に可愛くしてくれたんだもん。

家に帰ってゴロゴロする訳には行かないよね。

うんうん、と1人で頷きながら歩いて、いつの間にかショッピングモールの前。

自動ドアが空くと、ガヤガヤとした雰囲気に包まれた。

休みの日だから家族やカップルの人達で溢れている。

そんな中、私は1人服屋を見る。

このワンピース可愛いな、とかこんな服来てみたらどうだろうとか考えながら。
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