溺愛体質な王子2人が甘すぎます
すると高崎四季がとんでもないワードを口にした。

「2人でショッピングなんてデートみたいだね」

「うへっ……?」

「何その声!!」

またあの笑顔で笑っている高崎四季を見て、ポカーンと口を開けて固まる私。

デート……デート。

えぇっ!?

和歌ちゃんとのデートが無くなって、代わりに高崎四季とのデートをするの?

いや、これはあくまでもお買い物なんだから!!

「デートじゃなくてお出かけだよっ……!!」

「俺はデートだと思ってる。だから手繋ご?」

「やです……」

デートじゃないのに手を繋ぐ理由無いよ……!

ジトーっと見上げながら睨むと、何故か笑われた。

「な、なんで笑って……」

「いや?美優ちゃんが睨みつけても可愛いだけだよ?」
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