溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「んなっ……!!」

女の子の扱いが慣れてるにも程があるよこんなの。

可愛いだけとか絶対に無いもん。

続けて睨みつけてもただ笑われるだけだった。

「じゃあ行こうか」

「うん」

「というかさっき見てたヘアオイルはどうする?」

「うーん……まだ迷ってるから色んなものを見て決めたいなぁ……」

「それなら色んな店見てからここに戻ってこよっか!」

「うんっ……」

やっぱり高崎四季はこういう時に慣れているんだな。

流れまで完全に作ってるし、流石って感じだ。

だからみんな惚れちゃうんだろうな……。

と考えていた時、ふとデートという単語が頭に浮かんだ。

高崎四季と和歌ちゃんがそんな事言うから、どうしても意識してしまう。

チラッと見ると何故か目が合ってドキリと鳴る。

「どうかした?」
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