溺愛体質な王子2人が甘すぎます
うわぁ……。

いつものチャラチャラした感じじゃない。

大人っぽくて人が変わったみたいな、そんな笑み。

さっきも会ったのにドキドキしすぎてやばい。

ふぅ、と息を吐いていた時、いきなり誰かが飛びついてきた。

「わっ!?」

「おっはー!!」

「おはよう!!」

「な、奈津ちゃん、結愛ちゃんっ……!?おはよう!」

飛びついてきた2人にびっくりして目を見開いた。

こんな友だちが出来るなんて……!

席についてカバンの中身を出していたら、隣から視線を感じた。

ちらりと見ると高崎くんと、周りの女の子たちが私を見ていた。

もしかして……ね、寝癖直ってないとか……。
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