溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「……可愛い~」

「お花みたい……」

「羨ましい……可愛すぎ」

「かっ……?!可愛くないです!というか皆さんの方が可愛いですよ……?」

「それはぜーったいない!」

でもお世辞でも可愛いって言ってくれる、みんな優しい。

友達になれたんだよね?

そう思うとこのクラスで上手くやって行けそうだと、自信が湧いてきた。

すると女の子の中の1人が大きな声を上げた。

「って……やばい!私課題終わってないんだった!!」

「え~鈴終わってないの?」

「昨日寝落ちしちゃって~……」

「ごめんっ!すぐ終わらしてくる……」

とぼとぼと自分の席に帰って、すぐにノートを開いた鈴ちゃん。

今から課題なんて間に合うの……?

私なら絶対間に合わないよ。
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