溺愛体質な王子2人が甘すぎます
高崎くん?

見てみるとその紙を指さして、『よんで』と口をパクパクと動かしていた。

紙をめくると一言だけのメッセージ。

『遊園地行こ』

遊園地。

いかにもデートって感じの場所で、少しずつ心臓が早く動き始めた。

とにかく返事……!

小さなメモ用紙に文字を書いて、先生が黒板を書いているうちに、高崎くんの机に投げた。

『いいよ。でも2人で行くの?』

高崎くんが読んで10秒くらい。

その短い時間でまた紙が帰ってきた。

『デートだから2人きりだよ』

2人きりっ……!
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