溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「ここドアの前だからみんなの邪魔になっちゃうよ。移動しよっ……!!」

「確かに邪魔かも!美優ってば周りのこと見てるから鈍感なんだよ〜?」

「えっ?周りのこと見ないと迷惑になったりするから……鈍感?」

「美優らしいね」

「と、とにかく屋上とかどこか行こう……!」

3人並んで歩き始めたけど、どこで食べるか決まっていない。

「裏庭でいいんじゃない?ベンチあるし」

どこに行くか迷っていた時、リーダーシップのある和歌ちゃんが提案してくれた。

裏庭ならあんまり人が来ないし、まだ春だから暖かくていいかも。

そう思ったのは私だけじゃなくて桃華ちゃんもだったみたい。

「私は裏庭がいいな〜」

「私もそう思ってた……!!」

「じゃあ裏庭に決定〜!」

そんな流れで裏庭のベンチに3人で座った。
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