溺愛体質な王子2人が甘すぎます
お手洗いを済ませて、外に出た。

すると大学生くらいの男の人3人組が、こちらに向かってきた。

「ねぇねぇ、1人?」

「1人なら遊ばね?」

「君、可愛いね。高校生?」

男の人に話しかけられて、高崎くんとは違うドキドキが襲ってくる。

やだ……怖い。

何されるの?

知らない人と……しかも男の人と遊ぶなんて無理だよ。

ここは彼氏が待ってるから、と言ったらいいのだろうか。

でも嘘の彼氏で……いや、ここは言うしかない。

高崎くんならきっと。

笑顔で許してくれるから。

高崎くんへの信頼から、すぐに口が開き恐怖心が少し薄れた。
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