溺愛体質な王子2人が甘すぎます
ジェットコースターに乗ってるとか有り得そう。

「よしっ、美優のこと信じるよ!!行こ!」

「うんっ……!!」

ジェットコースターのある所はここから少し遠い。

できるだけ早く行きたいと思い、早歩き。

ジェットコースターの所にいますように……!!

強く願いながら歩いて、ついにジェットコースターの前までやってきた。

「高崎くん……」

無意識のうちに名前を呼んでいて、それを聞いた和歌ちゃんが微笑んだ。

「絶対大丈夫だよ。高崎くんなら居るって」

「っ……ありがとう」

「行ってらっしゃい!!私は前で待ってるね」

背中を押されジェットコースターの列を見渡す。

高崎くんらしき人……。

きょろきょろ見ていると、見覚えのある背中が。
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