溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「……!!」

あれは絶対に高崎くんだ。

列に並ぶ人をかき分けて、一直線に高崎くんの元へ急いだ。

「た、高崎くん……!!」

「……!?美優ちゃん!?」

「ごめんなさっ……」

「次の人どうぞ〜」

「え……?」

「あっ、呼ばれた。行く?」

「えっ、えっ」

高崎くんに会えて嬉しくって、すぐに謝ろうとした。

なのに、店員さんに呼ばれてしまい、何故か乗ることに。

「たたたたた、高崎くん……」

「大丈夫だから」

バーが下がってきて心拍数は最大まで上がる。

バクバクバクバク……冷や汗も垂れてきて絶望。

まさかジェットコースターに乗ることになるなんて……。
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