溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「美優〜!!大丈夫だった!?」

「あ、和歌ちゃんっ」

手をすぐに離して和歌ちゃんの方に行った。

「大丈夫だったよっ!!今から観覧車に行ってちゃんと謝るから……!!」

「良かった〜……!!あっ、観覧車……気をつけてね!じゃあまた明日!」

気をつけてとは……?

あっ、和歌ちゃんがもう行ってしまう。

手を振ってくれてる和歌ちゃんに、

「ありがとうー!!ばいばいっ!」

と叫んで手を大きく振った。

一緒に来ていた子達じゃなくて、私を優先してくれた和歌ちゃんには、感謝してもしつくせない。

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