溺愛体質な王子2人が甘すぎます
同じ理由で早く来てるなんて、偶然が重なってるな。

自然と朝から笑顔が溢れてくる。

と、思っていたら黒瀬くんの顔が真っ赤っか。

まさか……風邪!?

「黒瀬くん?顔真っ赤だよ……?体調大丈夫?」

「ま、まぁ大丈夫大丈夫……」

本当に大丈夫なのかな?

でも黒瀬くんが大丈夫だって言うんだったら大丈夫だよね。

私たちの教室は隣だから、教室まで一緒に歩いた。

「じゃあ美優また」

「うん!またね」

手を振って別れたあと、教室に入るとシンと静まり返っていた。

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