溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「んっー」

朝起きた時みたいに、手を伸ばしグイッと伸びをしていたら、ノートがポトッと落ちた。

「あっ」

やばい、ノートが開いちゃうっ!

すぐに拾おうとして、手を伸ばした。

だけどノートは誰かに取られてしまった。

誰?

見上げると見たこともない女の子。

クラスメイトの子じゃない……?

「ねぇ、笹凪さん??話、あるんだけど」

「え、はい……?」

「着いてきて」

スタスタと早歩きで去っていってしまうから、小走りで着いていく。

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