溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「あんた1年のくせに高崎くんと付き合ってるって本当?」

「な、なんでですかっ」

「遊園地で見たって友達から聞いたのよ。で、本当なの?」

5人の先輩に囲まれて恐怖が滲む。

男の人に対するものと似た怖さ。

「遊園地には居ましたけど、付き合っては……」

「嘘つきなさいよっ!!」

頬をぶたれてじんじんと痛みが広がる。

痛い……痛い。

なんでこんな思い……?

「あのねぇっ!!高崎くんはみんなに優しいの!!1人に特別扱いなんてしなかった!なのになんであんたなんかが!!」

「ちょっと可愛いからって調子に乗るなよ!」

「陰キャの癖に!!」
< 266 / 289 >

この作品をシェア

pagetop