溺愛体質な王子2人が甘すぎます

これからは本当の

「黒瀬くん居ますか」

お昼休み。

2人で話すために、一緒にご飯を食べたいと思った。

隣の教室に行くのはすごく緊張するけど、話すためには仕方がないこと。

「美優?どうしたの?」

「一緒にご飯食べよう。話したいことがあるのっ」

「……そか。わかった」

一瞬悲しい顔を見せた気がしたけど。

気の所為だよね。

「行こう」

黒瀬くんについて行き、着いたのは屋上。

私たちが初めて話した場所だった。
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