溺愛体質な王子2人が甘すぎます
すると左隣から女の子に話しかけられた。

「ねぇねぇ美優ちゃん!」

「へ……っ」

「私と友達になってくれない?」

そう、突然の事だった。

多分高崎四季のファンであろう女の子に話しかけられたのは。

まさか話しかけられるとは思っていなかった。

勢いよく話しかけてきた女の子の方を見た。

「……っ!」

私が顔を見た瞬間、彼女は口を閉ざした。

「ど、どうかされましたか……?」

「う、ううん……っ!いや、四季くんの選んだ相手……いいな」

ボソボソと返事をされてしまい、聞き取れなかった。
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