溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「そうだ!今日のお昼一緒に食べない?」

「あー、あたしもそれ思ってた」

奈津ちゃんの提案に肯定する結愛ちゃん。

お昼ご飯は和歌ちゃんと桃華ちゃんと約束している。

だから食べられない……けど今日くらい2人なら許してくれるかな。

いや、きっと2人は自分の事のように喜んでくれる。

友達が出来てよかったね、と。

「は、はい……!」

許可を取れていないまま私は頷いてしまった。

私の返事に2人は顔を明るくさせて、嬉しそうに言った。

「じゃあ屋上で食べちゃおう」

「さんせー」

奈津ちゃんの提案により、お昼ご飯は屋上で食べることになった。

そして。

キーン、コーン、カーン……。

「あっ、チャイム鳴っちゃったね」

「ばいばーい」
< 31 / 289 >

この作品をシェア

pagetop