溺愛体質な王子2人が甘すぎます
高崎四季にも手を振って2人、というか女の子たちが帰って行った。

嬉しい。友達が出来たんだ。

自分から話しかけられなかったけど……。

すると隣から声がした。

「美優ちゃん、友達出来て良かったね」

「え……」

それは間違いなく高崎四季の声。

困惑しながらも私はボソボソと呟く。

「出来て良かったです……」

さりげなく美優ちゃんって呼ばれてしまった。

無許可なのに呼ぶなんて……。

「俺とも友達にならない?」

どうしてその流れになるのだろう。

みんながみんな好きな訳じゃないんだから、そんな簡単に友達になれない。

何も答えられず、顔を逸らし無視してしまった。

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