溺愛体質な王子2人が甘すぎます
そう、和歌ちゃんは1人の男の子と楽しそうにお喋りしていた。

たまに軽く頭を叩いたりしていて、まるで……カップルみたい。

「和歌ちゃ……」

話しかけようとした時、背後から話しかけられた。

「美優ちゃんだ〜」

「た、高崎くん……っ」

後ろに居たのは高崎四季だった。

「誰か呼びたいの?」

そう聞かれて私は小さく頷いた。

誰も入ることの出来ない、2人の雰囲気が出来上がっていて、話しかけられない。

「ふぅん、じゃあ呼んであげるから名前言って」

「え……!」

いいのかな。

というか2人の邪魔はしたくない。

でも言いたい……。
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