溺愛体質な王子2人が甘すぎます
私は高崎四季の顔を見て言った。

「西田和歌ちゃんを呼んで欲しいです……」

私が目を見てそう言った時、彼の顔はほんのり赤く染まった。

赤く染まった表情を笑顔に変え言った。

「りょーかい!」

そうして私の前に立ち、声を上げた。

「西田和歌ちゃん居ますか〜?」

いきなり高崎四季が声を上げたからか、和歌ちゃんのクラスメイト達は口を閉ざした。

和歌ちゃんが高崎四季に呼ばれるなんて、みんな思っていないだろうから。

「高崎くん……!?ど、どうして!?」

「和歌、友達?」
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