溺愛体質な王子2人が甘すぎます
ただ和歌ちゃんの赤い頬を見ていると、なんだか取り残されたような気がして仕方ない。

そう思っているうちに、いつの間にか桃華ちゃんのクラスの前。

「じゃあ呼ぼっか!!」

「うん!」

桃華ちゃんのクラスのドアから、私たちは顔をのぞかせる。

桃華ちゃんは女の子と仲良く話している様子だった。

話しかけずらい、と思っていたのは私だけみたい。

和歌ちゃんはすぐに身を乗り出して、桃花ちゃんの名前を大声で呼んだ。

「桃華ーっ!!」

「え……!?和歌ぁ?」
< 40 / 289 >

この作品をシェア

pagetop